水温は8.2℃〜9.4℃でした。
今春は暖かい日と寒い日が交互にきて、春爛漫の安定した気候にはなかなかなりません。DTLの魚たちも気候に敏感なようで、やはり寒い日は喰いも渋くなっています。週末は真冬の寒さが到来して、魚はすっかりやる気をなくして厳しい一日でした。しかし、その後暖かい日には魚達も、活性があがり、ライズもたいへん多いです。ライズは基本的にシャック(ユスリカの抜け殻)を喰う静かなライズが多いですが、羽化しようとしているアダルトを喰う時は派手なライズとなります。フライでライズを狙うときは、この二つのライズをよく見極めてのフライ選択が肝心となります。シャックのライズにはシャックのドライフライが有効で、アダルト系のライズには普通のドライフライでOKです。サイズは12番から16番位が妥当です。マーカー釣りであれば、ピューパ(12番から14番位)を棚を浅くして釣るのが一般的です。あるいはマーカーなしで、ピューパを引っ張ると、魚がゴンと奪い取る当たりがあり、面白いものです。ピューパはフックに少し赤系か黒系のマテリアルを巻いたものがよいです。ライズが多いときは魚達の活性はひじょうに高いのですが、虫に関心がいっておりますので、ルアーの場合は極軽いスプーンで表層を引っ張ると、当たりがあるようです。或いはライズしている魚は無視して、中下層を狙うのもよいかもしれません。いぜれにせよ今は、DTLで一番面白い季節で、魚の引きは強烈です!!